昨日深夜から今朝黎明頃にかけて、筆者はとんでもなく寒い環境下にありながらエアコンの始動を潔しとせず、こたつのみで過ごしていた。必然的に筆者の行動は著しい制限を受け、トイレ以外の行動を一切惹起しないほどであったという。そのため筆者は、こたつでぬくまりながら昏々と本を読みふけっていた。「確かに見栄えとしては最悪と言われてもやむを得ない。」筆者はその時を振り返ったうえでこのように述べる。「しかしながら何かと雑音の多い昨今、ここまで読書に没入できる時間は実はたいへんにぜいたくである。」そういうわけで、こたつに入らない両手が冷え切ってページを繰るのに難儀をするようになるまでの数時間は筆者にとって得難いひとときであったが、言うまでもなくそれは末梢のうっ血を亢進せしめたので恐ろしいしもやけの悪化と引き換えであったという。
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